歯みがき中の喉突き事故に注意
おはようございます。大塚歯科医院 大塚です。
本日はちょっと真剣なお話。
私は2児の母です。長男は5歳。目を離した隙に何をしでかすかわからずハラハラしてしまうちょっと過保護な親です。
さて、そんな母のもとに保育園から届いたメールがこちら。
「東京都保健福祉局の指導により歯みがき中の喉突き事故防止を目的として本日より歯ブラシの園内への持参をとりやめとし、うがい用のプラスチックカップのみの持参に変更をお願いします。」
ああ、なるほど。と思いました。
保育園では目が行き届かないこともあるので歯みがき指導をやめて食後はうがい指導にすることにしたようです。
親としては歯みがきをしてほしいという気持ちもありますが、それ以上に確かにふざけあうことも日常茶飯事な保育園での危険性を考慮したのだなという納得の感情が大きかったです。
東京都では注意喚起のリーフレットも作成しており、画像はそちらの表紙になります。
くわしくはこちらにて(東京都のHPにリンクします。)
ちなみに乳幼児では1歳児が最多だそうです。
たっちができるようになって、歯ブラシを咥えたまま転倒。こちらの例では頬に歯ブラシが刺さってしまったお子さんが紹介されていました。
防止法としては
・三歳までは子供が使用する歯ブラシはのどの奥に行かないもの、または曲がるものを使用する。
・歯みがきを行う場所に注意する。不安定な場所での歯みがきはしない。
・仕上げ磨き歯ブラシは子供の手の届かないところに。
こういうことはいくら口を酸っぱくして言っても聞いてくれるものではありません。
もちろん歯ブラシだけではないのです。
棒つきキャンディー、お箸、おもちゃなどなど大人でもちょっとの距離だからと咥えて移動してしまい、転倒の例もあります。
非常にまれなケースではありますが実際に死亡事故も起こっています。
日常に危険性が潜むというのはわかっていてもまさか!!は起こり得るものです。
お行儀が悪い!で済まされないこともあるのだと知っておきましょう。
過保護になりすぎもよくないのですが、危険性を知って、避けるすべを教えてあげることも躾の一環と考えていきたいと思った出来事でした。
大塚歯科医院ではお子様にどのように歯みがきをすればいいか。歯みがきに使用するものなどのご相談を受け付けております。
文中にでてきました喉の奥にいかない歯ブラシはご紹介可能です。ご相談は大塚歯科医院まで。